#001 マルセイユ石けん
2008年 11月 30日
かわいい石けん、美味しそうな石けん、クールな石けん。
作ってみたい石けんはたくさんあるけれど、記念すべき初バッチに選んだのは
マルセイユ石けん。
100%オリーブオイルで作られたものがキャスティール石けん、オイル総量の72%をオリーブオイル、
残りのオイルをココナッツオイルとパームオイルにしたものがマルセイユ石けんです。
昔は今と少し違い、72%をオリーブオイル、28%を水分量としたもののみを
マルセイユ石けんとしていたらしいのですが、
現在では『オイル総量のうち72%がオリーブオイル(もしくはそれ以上)』のものを
マルセイユ石けんと呼ぶのだそうです。
くわしくはこちらなどご参考に・・・。→マルセイユ石けんの歴史
さてそんな記念すべき初バッチ。
どうやら保温温度が低かったようです。orz
NO.001 マルセイユ石けん 400gバッチ
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【recipe】
オリーブオイル(ポマス) 288g(72%)
ココナッツオイル 72g(18%)
パームオイル 40g(10%)
精製水 140g(35%)
苛性ソーダ 52g
【discount】
10%
【trace time】
約25分
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【date of production】
2008.11.27(型出し11.28 /カット11.29)
【date of release】
2008.12.27
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保温終了後、蓋を開けてみたら表面(てっぺん部分)に『ソーダ灰』と呼ばれる白い粉がついてました(ノД`。)
お湯を入れたペットボトル(1本)も一緒に入れてたんですがね。
それでも低かったのか・・・それともしっかりトレースは出てたけどタネ自体の温度が低くなってたか、だな。
(もちろんペットボトルは保温中に数回交換済み)
そして↑の画像にもあるとおり、カットしてみると中にはたくさんの白いポツポツが。
これがキラキラ光っていたり、カット時にナイフがゴリゴリ当たるようであれば、
未反応の苛性ソーダが残っているということらしいので、
このまま使用するのは危険なのですが別にそんな感じではなさそう。
いろいろ調べてみたら他にもこのような状態になったと言う方がちらほら。
でも気泡が中に残ったまま保温に入ったからだとか、ココナッツオイルが保温中に分離してしまったとか、
原因はイマイチはっきりせず・・・。
一応、型をならしてから保温したんだけどな、やっぱ気温が低かったせいかも。
まあ使用には問題なさそうなので、このまま解禁を待ってみます(´∀`;)
初めて作ったので、型出し直後の石けんの硬さってのもイマイチわからず。
表面触ってみたらしっかり固まってそうだったから出してみたんだけど・・・
底のほうは表面より柔らかいかも・・・。
これって日をおけばだんだん硬くなってくれるのかな?(´Д`;)
さらには型出しして紙を取った後も、型に入っていたときは上の部分だけだったソーダ灰が、
時間が経つにつれて側面にもついてきました。orz
やっぱりまだ保温期間中だったってことデスカ??
ソーダ灰とは、いわゆる粉石けんと同じもので、保温中の温度が低いとついてしまうようです。
解禁後であればこのまま使用しても何も問題はなく、
気になるようならその部分だけカットしてしまえばいいみたいだけど・・・。
でもソーダ灰も含めて、初めて作った可愛い石けんちゃんよっ!
いろいろ改善点はありますが、使用に問題ないならカットなんてするもんですか!!(*ノДノ)
2009.01.05追記:解禁後使用感など
解禁を待ち望んではいたんですが、なんだかすぐに使うのがもったいなくって(笑)、
お正月におろしてみました。
型出し直後、上部分より柔らかった底部分も熟成期間中にしっかりと固くなり、石けんらしい風貌に。
ドキドキしながらお湯に濡らし泡立ててみると、思ってた以上にしっかり泡が立ってくれました!
しっかりと体を包み込んでくれる泡、洗い流した時の泡切れの良さ、洗い流した後の肌のしっとり感・・・。
ずいぶん前に市販のマルセイユ石けんを使った時は、
泡立ちや泡の持続性に満足できずにそれっきりになってしまったのですが、
この石けんは気に入ったかも~。
『初めて自分で作った石けん』という思い入れもあるのだろうし、
気泡のようなポツポツやソーダ灰など、見た目のよさはイマイチかもしれないけど、
点数をつけるとすれば満点に近い数字をあげたいくらい。
そんな愛しい石けんになりました(^m^
すでにお友達におすそ分けしてあったり、まだこれからおすそ分けする予定だったりで、
手元にたくさんは残らないけれど。
残りのマルセイユ石けんたち、大切に大切に使っていこうと思います。
by mizutamasavon | 2008-11-30 07:12 | 手作り石けん*2008